金属アレルギーの患者さんが来院されたら、症状や既往症、どのような症状に悩まれてきたか、どのようなことにお困りなどお話を伺います。
皮膚科などでアレルギーの原因金属が特定できている場合には、まずその金属から外します。そうでない場合は、腐食・溶出・劣化している保険の金属をすべて外します。
その後、仮歯を入れて半年間様子を見ます。
この段階で自費のセラミックを入れる医院が一般的ですが、本当にお口の中の金属が原因でアレルギー症状が出ているかは誰にも分からないので、当院ではまず安価で済む仮歯をお入れしています。これでアレルギー症状が悪化せず治まってくれば、お口の金属が原因だったと特定できるので、金属を含まない正式な歯をお入れします。
もし半年間様子を見ても、患者さんのアレルギーに改善の変化が見られなければ、口腔内金属が原因ではないかもしれないので、正式な歯として再度保険金属を入れていただいても構いません。もちろん、金属アレルギーを確実に起こさないセラミック素材を選択いただくことも可能です。